初バンド


 中学3年の夏頃だったか、今となってはあまり覚えていないんですけど、前述の同級生K藤氏等とバンドを結成する事になりました。そうです、私にとっての「初バンド」でした。間違っても「ロックバンドだ!」とは胸を張って言えない、じつに幼稚なグループでした。
 編成は、ヴォーカル:T本、キーボード:Y山、ギター:K藤、ドラム:私で、なぜかベースレス。初めに結成するバンドに良くありがちな「同級生バンド」でしたっけ。暇を見つけては我が家に集まって練習していました。そう、隣家への迷惑も考えずに…でしたね〜(苦笑)。

 そう言えば、あの当時バンドという言葉は殆ど使われずに、皆「グループ」と呼んでいました。グループサウンズとかごく自然に呼ばれていましたし、ロックバンドもロックグループと呼ばれていた訳ですから、当時はロックがまだその地位を築いていなかったって事なんでしょうね。ロックがその確固たる地位を築いた時点で「バンド」という呼び方をされるようになった…というのが私の持論です。

(まぁ、そんな話は置いとして・・)

 さて、このグループで私がドラムスを担当する事になったのですが、まだ私は8ビートすらろくすっぽ叩けない有様でした。それなのに、恐い物知らずとでも言いましょうか「ゲットレディ」やら「朝日の当たる家」など練習してたんですから。。ハハッ!

 バンドとして初めて演奏した曲は、紛れもなく、上の「ゲットレディ」でしたね。当時「レア・アース」ってバンドがヒットさせていた曲です。もともとこの曲は、テンプテーションズが1966年にスマッシュヒット(全米29位)させた曲ですが、彼等「レア・アース」がカバーして、より長期間ヒットさせた為、数あるテンプテーションズの曲の中でも、代表曲として位置づけされてしまった?曲です。

朝日の当たる家/ The House Of The Rising Sun」アニマルズのヒット曲として有名ですが、じつはこの曲、もともとアメリカ民謡(トラッドフォーク)をアレンジした曲だったんだそうですね。彼のエリック・バートンが、その風貌に似合わず、ガナリ立てるように歌っていたのを、まるで昨日のことのように思い出します。そう、彼が若かったって事もあったんでしょうが、到底ロックやソウルを歌うような…いわゆるヴォーカリスト…には見えませんでしたね。まるで、お坊ちゃん風な大学生がそのまま抜け出たように感じましたから。ハハッ!
 しかも、このアニマルズ、アメリカのバンドかと思いきや、イギリスのバンドだったんですよね。皆さんご存知でした?

 ビートルズやキンクス等と同じ「リバプールサウンズ」と称される内の1つだったんです。もちろん、ビートルズより更にR&B色の濃いサウンドを目指していたバンドですけどね。

 こんな事書いていると、曲やバンドの説明だけで数十ページにも及んでしまいそうですが、要は、私が初めて演奏した曲が、何やらその後の音楽人生に影響しているようなので、ちょっとばかり詳しく書いてみたわけです。はい。

 結局この初バンドですが、我が家で練習していた訳ですから、当時まだまだ健在だった母が、練習している部屋から出てくる私をつかまえては「あのヴォーカルは下手だから辞めさせな!」とか「あそこの部分が違うんじゃないかい?」とか、ウルサく言われましたっけ。
 そんなこんなで、我が家での練習を止めてしまい、その後練習場所も見つからず、とうとう発表の場すら得られないまま、このバンド(グループ)は消滅してしまいました。
f^^;)

(2004.11/28)


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