ラテンのお色気 !?


 さて、小学生時代の終わり頃だったか中学生最初の頃、書店で購入した本に付録されていたソノシートを、一時期擦り切れるほど聴き込んだ覚えがあります。
 その本は「ラテンの世界」とか言う題名で、本と呼ぶにはあまりにも薄い冊子でした。確かシリーズ物で、その当時第4作まで発売されていたと思います。

 何でその冊子を購入したのかと言えば、そもそもラテンの趣味があってとか、ラテンに興味が湧いて…とか言う、純然たる理由があったのではなく、ただただ、その本の表紙が

「女性の胸から腰までの“”」

で飾られていた…に他なりません(笑)。引き締まった、その浅黒い女性の肢体が、今でも瞼に焼き付いていたりします。f^^;)

 さて、そんな不純な動機(笑)で購入した本の、付録ソノシートをいざ聴いてみると、そこには且つて殆ど聴いた事のない「ラテン音楽」…それも「生の現地音楽」…があったのです。
 いや〜、さすがにビックリしましたね! まさか、こんな本のおまけに、こんな素晴らしい音楽が入っているとは思っても見なかったですから。。。
 しかも、その音楽を聴く事によって、自分自身「新たな世界が開けた」ような、そんな気になってしまうほど…その音楽…は、その頃の私には衝撃的でした。
 さっそく聴き込んだのは言うまでもありませんが、冊子に記載されていた歌詞(確かラテン語で記載されていたような…)にフリガナを付け、暇さえあれば一緒に歌っていたものです。

 そう、まだ私がドラムを叩く以前の事ですし、ドラマーになるとは夢にも思っていなかった頃の事です。

その後、最初の1作に続いて、2作・3作と購入しましたが、もちろん、購入する時には勇気が要りました。
 当時の本屋さんは、今のような大店舗は少なく、みな地域密着型?の小店舗で、店主も「このお客さんは、何丁目の誰々さんの息子」まで解っているほどでしたから(って、嘘ですけど)。因みに私は小学生時代、毎月この店で少年画報という月刊漫画雑誌を買っていました(笑)。
 その上、いくら大柄だったとは言え、まだ小学生の私が「そんな本」を買うんですから、特に1作目を買う時には

「店のオヤジにイチャモン付けられたらどうしようか…」

などと、ビクビクしながら買ったのを、まるで昨日の事のように思い出します。
 考えて見れば、当時の中学生は今のソレとは違い、まだまだ子供でしたね。私もそのご多分に漏れず相当シャイでした。
 けれども、ビクビクした割には、案外店主の対応は普通どおりで、2作・3作と買い続けて行くうちに、何となく店主の応対も変わった気がしました。それまで漫画雑誌しか買った事のない私が、そんな本を買い続けた訳ですから、さっぞや店主もタマゲタことでしょう。f^^;)

 その収録曲中「マシュケナダ」だけは、前頁のブルーコメッツのアルバム「ヤング・ビート」に収録されていて知っていましたが、他の殆どは、当時の私が全く知らない曲ばかりでした。今になって思えば、ラ・クンパルシータなどラテンの世界ではスタンダードとされる曲が多かったんでしょうけど、当時の私には知る由もありません。
 今、そのソノシートが手元にあれば、収録曲名やら、表紙のヌードをここに掲載するのですが、残念ながらこの冊子も、何度かの引っ越しで行方知れずとなってしまいました。
 まぁ、一時期曲は飽きる事なく聴き続けましたが、表紙の写真は3日で飽きてしまったんで別に良いんですけどね。f^_^;)
 ほぼ時を同じくして、この頃母もセルジオメンデスとブラジル66などを購入してました。60年代後半のこの時期、世はラテンブームだったんでしょうか?

 

 それにしても、私を知る人にとって、若かりし頃ラテン音楽を聴き込んでいたとは、ラテンドラムを叩く事が苦手な「今の私」からは、全く想像もつかない事でしょうね。

私自身ですら、信じられない有様なのですから。。。

(2004.9/5)


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