真楽寺 三重塔
名 称 真楽寺(しんらくじ)
指 定 県指定文化財 指定日 平成15年4月21日
所在地 北佐久郡御代田町大字塩野字大沼142(goo地図
建立年 江戸時代中期 寛延4年(1751年)
高 さ 18m 床 面 一辺3.77m
相 輪 鋳鉄製 屋 根 柿(こけら)葺
備 考 この真楽寺は、奈良時代用明天皇の勅命により建立。
その他 観音堂・寛文5年(1665)、仁王門・室町時代応永2年(1395)並びに仁王像は共に町の有形文化財に、また三重塔近くに残る神代杉は県の天然記念物に指定されています。
▲三重塔西面
ISO:64 f4 SS:1/40(絞優先)

 真楽寺の歴史は非常に古く、奈良時代「浅間山の噴火鎮圧」を祈願するため、時の天皇であった用明天皇の勅命により、浅間山中腹の上寺場に建立されたと伝えられています。
 ところが浅間山の噴火によって消失してしまい、一旦は下寺場地区に移りましたが、山津波によって流失。天養2年(1145)ようやく現在地に移ったそうです。
 室町時代の応永年間(1394~427)に諸伽藍の建立が行われ、江戸時代には十万石の格式を誇り、堂塔30余棟、寺坊13ヶ寺と36ヶ寺の末寺を持つ大寺院となりました。
 しかし慶長16年(1611)に仁王門を残して他を全焼。宝永4年(1707)にはまたも火災。寛保2年(1742)に洪水。文化13年(1816)にはまたもや火災…と、幾多の災害に見舞われてしまいます。
 因みに、境内の神代杉に残された痛々しい焼跡は、この文化13年の火災のものと言われています。

▲神代杉と三重塔
ISO:64 f4 SS:1/80(絞優先)
▲観音堂から望む三重塔
ISO:64 f4 SS:1/125(絞優先)

▲水分神社より三重塔
ISO:64 f4 SS:1/50(絞優先)
▲本堂方向より三重塔西面
ISO:64 f5.0 SS:1/80(絞優先)

 幾多の災害を乗り越え、現在も鬱蒼たる杉木立の真楽寺寺領には、本堂、観音堂、仁王門、聖天堂、閻魔堂、鐘楼、本坊など21棟の伽藍と末寺19ヶ寺をを有し、西軽井沢地区では最古の大寺院として地域住民の信仰を集めています。

 巡礼当日は、良い天気に恵まれましたが、そのためコントラストが激しく、ご覧のように塔に露出を合わせると空が飛んでしまっていました。

▲大沼池
ISO:64 f2.5 SS:1/400(絞優先)

 仁王門からの参道脇には、浅間山の伏流水が湧き出してできた大沼池があります。この大沼池は、あの甲賀三郎伝説の舞台となった場所で、今も透き通った綺麗な水をたたえています。

ホームプライベート歴史散歩古塔探訪信州の古塔>真楽寺 三重塔