若一王子神社 三重塔
名 称 若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ)
指 定 県宝 指定日 昭和41年1月27日
所在地 長野県大町市大町2097(goo地図
建立年 江戸中期 宝永8/正徳元年(1711)
高 さ 20.2m 床 面 一辺4.2m
相 輪 鋳鉄製 屋 根 柿葺
備 考 中信地方唯一の塔
その他 本殿(室町末期 弘治2年:1556建立)は国の重要文化財に、また観音堂(宝形茅葺3間4面の和洋建築 宝永3年:1706建造)と厨子(和唐折衷様式)は共に市の有形文化財に指定されています。
▲三重塔西面
ISO:64 f7.1 SS:1/80(絞り優先)

 若一王子神社は、垂仁天皇の時代に仁品王が伊装冊尊を奉って創建された古い神社です。
 嘉祥2年(849)この地の人々が、この地方の創始の神として仁品王と妹耶姫を合祀。
 鎌倉時代には、この地を統治した仁科氏によって、社殿の修造が行われ、あの「承久の乱」の引き金ともなった盛遠の代に熊野那智大社より第五殿に祀る若一王子を勧進し、その後は「若一王子の宮」と称されるようになったと言われています。

 三重塔の蟇股(かえるまた)内部に、衣冠束帯(いかんそくたい)で正座した十二支の動物が方位に合わせて彫刻されているのが珍しい…と説明されていますが、残念ながら写真ではちょっと判り辛いですね。

 巡礼当日は抜けるような青空。
柿葺きの屋根に積もった雪も、この天気でずいぶん溶け、滴が風で舞うほどでした。

▲三重塔西面二・三層部分
ISO:64 f5.6 SS:1/125(絞り優先)
▲三重塔南面
ISO:64 f8 SS:1/100(絞り優先)

▲三重塔西面
ISO:64 f5.6 SS:1/125(絞り優先)
▲三重塔東南方向
ISO:64 f5.6 SS:1/50(
絞り優先)

 若一王子神社は大町市街の北端に位置し、白馬・小谷方面へ向かう国道148号線沿いに大きな鳥居と案内板がありますので、難なく探し当てる事ができます。また、駐車場も神祭事等でなければ境内にまで乗り入れる事ができ、老人や足が不自由な方でも容易に見学する事ができる有難い神社です。
 また、同じ大町市内の天正寺には、この若一王子神社の三重塔の原型となった…と言われる三重小塔があります。

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